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半月板損傷
- 定義と原因
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半月板とは、半月は大腿骨(太ももの骨)と脛の骨(すねのほね)の間に存在し、衝撃吸収(クッション)、潤滑、安定化の役割があります。半月板は周辺部の10-25%までしか血行がなく、それ以外の部位の損傷は自己治癒や再生能力はほぼなく、多くの場合手術が必要となります。
- 主な症状
- 半月板損傷は、スポーツ外傷でよくみられますが、高齢者ではささいな怪我や日常生活動作でも損傷(変性断裂)することがあります。円板状半月板損傷では怪我などの明らかな原因がないこともあります。
- ・痛みを伴う、ひっかかり感や膝がまっすぐ伸びないなどの症状がしばしばみられます。
・安静時に痛みがなく、階段昇降時や膝の屈伸時などの動作時のみに痛みやゴキッと音を伴うことがあります。
・断裂した半月板が関節に挟まるといわゆる「ロッキング」という現象を生じ、膝の曲げ伸ばしが急にできなくなることがあります。
・膝関節に水が溜まることもあります(関節水腫)。
- 診断と治療
- 半月板損傷の診断は、医師の診察とMRI検査により行われます。
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・半月板はレントゲンやCTに映らないため、MRI検査は診断に必須です。
・半月板の損傷形態はさまざまで、縦断裂、横断裂、水平断裂などがあり、また損傷部位により治癒過程が異なるため、MRI検査は治療方針を決定するためにも有用です。
・小さな断裂や膝窩筋腱裂孔近傍部の外側半月板損傷はMRI検査でも診断が難しいことがあります。詳細な病歴と理学所見により診断します。
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