医療の安全性への取り組み

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医療の安全性への取り組み

この10年、医療の安全性は飛躍的に向上してきました。「ミスを起こさないように気をつけよう」という精神論ではなく、“To err is human”(人は誰でも間違える)ことを前提に、ミスが起きにくいシステムやチーム作りが研究され、医療現場に導入されてきました。
メディカルトピア草加病院でも、医療の安全性を高める取り組みを積極的に行っています。

チーム医療と情報の共有化

ひとりの患者さんの医療には、多くのスタッフがチームとして参加しています。当院では、それぞれが専門性を発揮しながら協力しあう仕組みをルールとして定めています。患者さんのお薬アレルギーなどの重要な情報については、電子カルテを利用して常にチーム全員で共有しています。
また、もし少しでも患者さんに不利益なことが起きた場合にはすぐに報告書を提出して、その情報を分析した上で再発防止を行う体制を整えています。

パートナーシップ

医療の安全性を高めるためには、患者さんご自身に積極的に参加していただく必要があります。たとえば、ご自分の情報や症状などについてすすんで伝える。不明な点や納得できないことについて積極的に質問する。治療方針などの決定に当事者として関与する。当院は患者さんを対等なパートナーと考え、患者さんと協同して、より安全で質の高い医療をめざします。

5S活動

医療安全の分野では、航空業界などの他業種から取り入れた活動が多くありますが、5S活動はその代表です。各職場で、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つのSを徹底することで、業務の効率化や職員のモラルアップが期待されます。さらに医療の分野では、さまざまなミスを引き起こす危険因子を未然に排除する効果があります。 例えば不必要な物品は片付けてしまい、必要なものだけを、分かりやすい表示とともに、いつも同じ場所におくことを徹底する。これだけで間違えて使用するミスを減らすことができます。またきちんとした状態をキープすることは、業務を正確に行っている目安になります。当院ではこの5S活動にも積極的に取り組んでいます。

高柳講演会の様子

教育・研修体制

安全な医療のためには、チームひとりひとりの知識やスキルのアップが欠かせません。当院では、医療安全や院内感染防止などに関するさまざまな教育・研修活動を行っています。
写真は「危険予知トレーニング」の様子です。現場で撮影した写真をもとに、どんな危険なことが起こりうるか、みんなで想像力を働かせてリストアップする訓練です。ふだんの仕事の中で、危険を未然に予防する力が養われます。

危険予知トレーニングの様子

  • 在宅医療支援センター(訪問看護こころ・居宅支援ミント)
  • 内視鏡検査
  • メディカルトピアヘルニアセンター
  • 胆石症手術
  • 大腸がん手術
  • 婦人科手術
  • 胃の手術
  • 下肢静脈瘤手術
  • 糖尿病・内分泌外来
  • 整形外科 足・スポーツ膝関節

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