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メディカルトピアの大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査とは?

皆さまは大腸内視鏡という検査をどのように考えているでしょうか?
大腸の検査はつらそうだし、大変そうだからあんまりやりたくないなと考えている人がほとんどだと思います。
近年の社会的な背景として、大腸がんの病気にかかる方が増えてきている状況があります。
大腸がんの死亡者数は現在、日本の女性のがん死亡原因の1位、男性の4位となっています。(図1)
2020年には、男女をあわせた日本人の大腸がん罹患数、罹患率はともに1位になると予測されています。
大腸がんの罹患率は、50歳代くらいから増加しはじめ、高齢になるほど高くなります。(図2)
がんの早期発見、早期治療の重要性は何となく理解できることとされていることと思いますが、大腸のポリープや早期大腸がんは症状に現れることはまずありません。
症状が出現した時点で大腸がんが見つかった場合には、がんがすでに進行した状態で見つかることが多いです。
したがって早期の段階で発見するには『大腸内視鏡検査をやってみなければわからない』というのが実情になります。

なるべく大腸の検査を楽にうけたいと考えるのが普通ですが、現在の状況ではポリープの切除による組織の検査を含め正確でかつ見逃しの少ない検査となると大腸内視鏡の検査になります。
大腸のバリウム、最近では大腸CTの検査、カプセル内視鏡なども注目されてきていますがもしこれらの検査で異常があった場合には、次に大腸内視鏡による精密検査を勧められることになります。
大腸内視鏡検査は具体的にはおしりから内視鏡を挿入し、盲腸、回腸の末端まで内視鏡をすすめたあとに、引き抜きながら大腸の中を、ポリープや病気があるかどうかをくまなく観察していきます。
下記の項目に心当たりのある方は、比較的ポリープや腫瘍ができやすい方になります。
一度胃腸外来に相談しに来てもらえればと思います。

図1 2012年の死亡数 臓器別
図1 2012年の死亡数 臓器別

図2 年齢別大腸がん罹患率
図2 年齢別大腸がん罹患率

  • 便通の異常(便秘、下痢)
  • 腹痛、膨満感
  • 糖尿病の方
  • 貧血を指摘されている
  • 体重が急に減った
  • 検診の便潜血検査で異常を指摘された
  • 大腸がんになった家族がいる
  • 大腸がん、大腸ポリープを治療したことがある

当院の大腸内視鏡検査の特徴

検査がつらくないように鎮静剤を使用いたします。

小さなポリープは日帰りで内視鏡切除いたします。

初回は血液さらさらのお薬をむやみに中止せず検査を行います。

大腸ポリープに対する内視鏡的切除術(ポリペクトミー、内視鏡粘膜切除術)

次に大腸ポリープに対する内視鏡治療についてのお話です。

ポリープとは
ポリープとは「蛸(たこ)」や「ハナタケ」を意味します。
大腸粘膜からキノコのように飛び出したものをイメージしてください。
ポリープという名は、そんな形についた名前で、その中身が、がんか良性の腫瘍かは別問題です。
良性か悪性かの判定
大腸ポリープの約1割はすでにがん化しており、また、がんでなくても将来がん化する危険性が高いものも約1~2割あることがわかっています。
「がんらしい」あるいは「近い将来がんになる危険性が高い」ということは、外観(大きさ、形、色調、個数など)から判断できます。そんなポリープは小さなうちに内視鏡で、がんの芽を摘んでしまおうという考え方です。
切り取ったポリープを顕微鏡で検査して良性か悪性かを最終的に診断することになります。
内視鏡的切除術について
内視鏡的切除術とは、比較的小さなポリープに対しては、スネアといわれる輪になった針金などでポリープを通電して切除を行う処置で、ポリペクトミーと内視鏡粘膜切除術の2通りの方法があります。
また大きなポリープや悪性度が高いと考えられる腫瘍に対しては内視鏡粘膜下層剥離術(ESD)という治療法があります。
ESDについては別項で記載していますのでそちらをご参照ください。
合併症対策として、内視鏡治療後の潰瘍からの出血や穿孔を予防するため、病変に応じてクリップを使用し縫縮したりします。
ポリープをとった後の注意
顕微鏡検査で腫瘍性のポリープだった場合には、そのポリープとは別の場所にあらたにポリープやがんができる危険性が多少ありますので、定期的に大腸内視鏡検査を受けるようにしてください。
検査の間隔は症例によって異なりますので、主治医の先生の指示に従ってください。
ご予約は、専用ダイアルで承ります。

048-928-3112

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