メディカルトピアの大腸外科手術
当院での大腸がん手術の特徴は、からだにやさしい腹腔鏡下手術を積極的に行っているということです。当院の外科医の腹腔鏡下手術合計経験数は3000例を超えます。この経験を生かして責任を持って治療に当たっています。手術のご相談はもちろん、セカンドオピニオンや腹痛、下血などの相談にも応じますので、少しでも心配な症状がある方は是非ご来訪ください。
メディア掲載
腹腔鏡で大腸がんの手術を行う施設は徐々に増えてきていますが、積極的に行っている病院はまだ全国に浸透していないのが現実です。炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を腹部に入れ、その画像を見ながら小さな孔から器具を入れて手術を行います。がんを摘出するために1ヵ所、4~5cmくらいの創(きず)が必要です。手術時間は開腹手術とほぼ同等で、小さな傷口で切除が可能なため、術後の痛みも少なく、術後8~9日前後で退院できるなど負担の少ない手術です。
腹腔鏡下大腸がん手術を行うためには専門的な技術・トレーニングを必要とし、外科医の誰もが安全に行えるわけではありません。現在、腹腔鏡手術の最大の問題は、どこの施設でも安全性の高い手術が行えるわけではないこと、すなわち大腸がんに対する腹腔鏡手術の専門医が限られていることです。
谷田の外来では腹腔鏡手術と開腹手術それぞれの長所、短所の説明を時間をかけて十分に行っています。
写真はメディカルトピア草加病院で大腸がん腹腔鏡下手術を行う谷田医師
日本人において最も多い死因は癌ですが、その中でも増加傾向にあるのが大腸がんです。食事の欧米化の影響で、今後も増えていくことが予想されていますので注意が必要です。治療法は大きく分けて、内視鏡的治療、手術、抗がん剤、放射線治療があります。このうち、内視鏡的治療や手術は病変を切り取るもので、比較的症状が進行していない段階で用いられます。完治を目指すことができる治療法ですので、これらを適用できるうちに発見しておくことが、死亡率を下げるために重要です。
かつて、癌といえば不治の病の代名詞のような存在でした。しかし、医療は常に進歩しています。新しい治療法や薬剤の登場、診断技術の向上は目覚しいものがあります。今では、早期に発見できれば、という条件付きではありますが、大腸がんは完治を望むことができる病気になりました。手術の方法にしても、経験を積んだ医師が行えば、腹腔鏡手術により体にかかる負担を少なくして治癒できるのです。
- 大腸癌の内視鏡写真
- メディカルトピア草加病院では、鎮静剤を注射して、楽に行える大腸内視鏡検査を実施しています