リハビリテーション技術科は、医師の指示のもとに患者さんの機能回復や日常生活動作の向上のお手伝いを行います。 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが、さまざまな手段や治療機器を使用して、一日でも早く患者さんが身体的精神的に健康になれるようサポートしております。
私たちは、次の3つのSを大切にしています。Smile/患者さんの笑顔を大切に、Study/常に向上心を忘れずに、Sincerely/誠意をもって取り組もう。
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就職説明会情報 2023年9月
- 部署紹介
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リハビリテーションには大きく分けて、「理学療法」、「作業療法」、「言語聴覚療法」の3つがあります。
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1.理学療法士(PT)
- 当院では膝と足関節の専門医がいます。前十字靭帯形成術や骨切り術後の入院リハビリを行い、早期退院と職業復帰を目指しています。外来での継続的なフォローを行うことでスポーツ活動の復帰、再発予防に努めています。
また、術後の人だけでなく変形性膝関節症や足関節外側靭帯損傷の保存療法、腰椎すべり症、肩関節周囲炎など多くの障害部位に対してサポートを行なっています。
ADLで介助が必要な方は、入院前からMSWと情報共有を行い、外来リハビリ等で対応することで早期退院できるように支援しています。入院後は早期離床を行い、環境調整が必要な方は家屋調査を実施することでスムーズな在宅復帰につなげています。
2. 作業療法士(OT)
- 在宅復帰に向けてADL、IADLの練習を提供しています。必要に応じて、調理訓練を行うなど実用的な動作を自宅の環境に合わせて練習を行っています。
認知症ケアチームと連携して週に1回レクリエーションを実施しています。口腔体操や認知体操などを行い離床や抑制解除に働きかけています。
OT主催のレクリエーションではお正月やクリスマス、お花見などで季節を感じたり他者交流を行うことで生活リズムの獲得や、認知機能・身体機能の維持向上を図っています。
3.言語聴覚士(ST)
- 発声・発語、認知など言葉によるコミュニケーションが取りにくくなった人への訓練を行っています。また、飲みこみが難しくなった人に対して嚥下造影検査などの嚥下評価を行い、食事環境調整や介助方法など見極めています。
週に1回、PT・OT・栄養科と連携しミールラウンドを行い、食事摂取方法、姿勢、食事内容などを観察し、より安全に美味しく、また適切な食事がとれるように検討しています。
- チーム活動
- 入院している患者さんには、多くの医療関係者が携わっています。
病院内には多くの専門職がおり、それぞれの専門知識を活かして患者さんの治療にあたります。患者さんの早期退院を促すためには多職種との連携は欠かせません。
チーム医療は、一人の患者さんに対して複数の医療専門職が連携し、治療やケアに当たること。患者さんに携わる多職種が同じ目標を共有することは、早期退院を目指すうえでは必要不可欠な条件です。
認知症ケア、糖尿病ケア、排尿、NST、入退院支援、在宅サービス、減量外科、各種カンファレンスを通して、患者さんの状態や今後の退院に向けた方向性など、多職種で話し合います。医師の了承を得て合理的な判断を行うためにも、可能な範囲で医師にも出席してもらい、チーム全体の共有意識を高めるのも、チーム医療のポイントになります。
- 教育
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1.疾患別
入院では肺炎や慢性心不全、糖尿病などの内部疾患に対する介入が多く、リハビリ開始時より家屋状況を確認し、必要に応じて家屋調査を行い早期の退院支援に努めています。
疾患別に決められたパスに沿った医療を提供し、他部署との連携を図っています。
朝のミーティング後には、入院患者のカンファレンスを行っています。1人だけの考えではなく、リハビリ科全体で話し合うことで、より良い退院支援に繋げられています。 -
2.がん
術後の方に対しては呼吸リハビリを行うことで呼吸器合併症を予防し、術前より介入し早期退院・社会復帰に努めています。終末期においては、QOLを維持できるようご本人、ご家族と相談しながら緩和的に介入しています。 -
3.訪問
草加・八潮・足立区の範囲で行っています。基本的な日常動作や歩行の獲得などを目標に、地域につなげられるよう支援しています。当院では往診を行っているため主治医との連携も取りやすく、リハビリ会議を積極的に行い支援に努めています。 -
4.外来(主な疾患・障害)
PT:変形性膝関節症、膝関節側副靭帯損傷、変形性足関節症、足関節靭帯損傷、肩関節周囲炎etc...
OT:橈骨骨折、尺骨骨折、手指骨折、手根管症候群etc…
ST:失語症、構音障害、高次脳機能障害、嚥下障害etc… -
5.勉強会
・科内勉強会は業務時間内の実施
・伝達講習会 座学、実技 -
6.職員向け
産業リハ:職員向けの体操教室
職員向けの介助方法
- 地域活動
- YOYOクラブでの発表、草加市文化センター祭り、パリポリ君体操、健康ふれあいデー
- 2019年度実績
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・在宅復帰率 83.2%
・入院~リハビリ開始の期間 平均2.4日以内
・疾患別の割合
脳血管:7.7%
廃用:56.4%
運動器:18.2%
呼吸器:7.4%
がん:10.3%
・訪問リハビリ件数 月503件
・社会参加支援加算取得 実績2,674件
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