自己紹介
父と同じ有機化学の分野への進学を目指しておりましたが、ウィルス性脳髄膜炎、急性血小板減少性紫斑病で高校2年4月に入院し脳神経外科、血液内科で二人の先生と関わり、魅了され医師を志す契機となりました。
前任地の北海道では消化管早期癌の低侵襲内視鏡治療(ESD)を専門としながら内科・消化器内科診療を行ってきましたが、専門分野を絞って診療したい思いが強く、平成30年4月より関東へ勤務地を移しました。
患者さんへのメッセージ
胃腸の病気はおなかの診察以外に採血検査、内視鏡検査、腹部エコー、CT、MRI検査などで診断を進めていきます。
内視鏡検査は写真撮影と同様であり、一緒に画像を見ていただきながら患者様と共に病気への理解、治療を進めていける分野であると考えております。
一方エコー、CT、MRI検査などの画像検査では超音波、X線、磁気を使用して間接的に体内を見る検査のため、ある程度白黒の検査画像に馴れないとぱっと見ても理解しにくい面があり、日頃から挿絵を用いて説明させていただいております。
また、内視鏡検査、画像検査では異常所見を認めないものの、おなかの症状が持続する場合がよくあります。薬剤の調節以外に、病態の理解を共に深めることでその他の解決策もご提案させていただけるよう努めてます。
胃カメラも大腸カメラも共に覚醒状態のままでは一定の苦痛を伴うため、鎮静剤、鎮痛剤を使用して検査を行いますが、施行者側としても最大限苦痛を抑えるために下記のことを心がけてます。
上部消化管内視鏡検査では喉を越える際に口腔粘膜と内視鏡スコープの接触部位によって反射が強く出る場合があります。スコープ接触による検査後の喉の違和感を抑えるために細径の経鼻内視鏡の使用、口腔内の左背側の経路を慎重に通過しながら挿入しております。
また、下部消化管内視鏡検査では、無送気浸水軸保持法で深部挿入を行い、送気による腹部の張りや、腸管伸展に伴う疼痛を最大限少なくなるようにしてます。
治療手技では早期消化管癌の正確な診断、過不足のない粘膜切除、安全でより短時間での治療手技を心がけております。これまでESD 619(食道 81 胃 341 大腸 197)件行っております。
専門分野
内視鏡診断、内視鏡治療
資格・認定医
日本内科学会認定医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会指導医
出身大学・卒業年
平成17年 | 旭川医科大学 卒業 |
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経歴
平成17年 | NTT東日本札幌病院初期研修 |
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平成19年 | 同院後期研修 |
平成20年 | 市立稚内病院 内科医員 |
平成23年 | 苫小牧市立病院 消化器内科医員 |
平成24年 | 釧路労災病院 内科副部長 |
平成30年 | 練馬光が丘病院 消化器内科医員 |
平成31年 | メディカルトピア草加病院 |