西潟医師よりメッセージ

学生時代、夏は陸上部・冬はスキー部に所属して身体を動かしていました。そんな運動好きの自分だったからこそ、スポーツに携われる科として整形外科は自然と進んでいました。この度ご縁があってメディカルトピア草加病院整形外科でお世話になります。より良い医療が提供できるよう心掛けて参ります。
整形外科の中でも、特に自分は「足の外科」と呼ばれる足部・足関節領域の診療に力を入れています。よろしくお願いいたします。

西潟医師
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足の外科外来について

下肢、特に足・足関節を中心に治療を行います。足/足首が変形している、足/足首/踵が痛い、足首を捻挫した後で痛みが残っているetc…といった症状に対応します。
まずは外来にて問診・診察でいろいろ伺います。内科疾患に由来するもの、脊椎(特に腰椎疾患に由来するもの)、股関節/膝関節疾患に由来するもの、を鑑別し、それぞれの治療を行います。
症状がでたら我慢せず、早めに受診しるようにお勧めいたします。どうぞ、外来にてご相談ください。

治療について

・保存治療(手術を行わない治療)をまず考えます。
・投薬、装具を用いた治療を行います。
・保存治療で効果が不十分と思われる場合に手術治療を検討します。
・一人一人の状態に合った治療計画・手術内容を選択し、それをお伝えします。
・最終的には患者様の希望も踏まえて手術治療の是非を検討します。

扱う主な疾患

外反母趾

定義と原因
病因:外的要因・内的要因が様々に関係して足部が変形。

・外的要因
靴の装着(ハイヒール)、足幅が広すぎる靴は変形を増強
・内的要因
 家族内発生(遺伝的要素)、エジプト型足趾(母趾が長い)
外反母趾の診断
主な症状
母趾の外反に伴って母趾の付け根が内側に出っ張り、変形部分が靴に当たって痛みを生じます。また第2趾や3趾の付け根、足の裏側に痛みを伴うタコができることもあります。外反母趾になると、なかなか履ける靴が見つからない、母子だけでなく他の足趾も変形して当たる、痛い胼胝が出来てなかなか治らないなどの症状が出ることがあります。
診断と治療
外見のみでほぼ診断は可能ですが、レントゲン撮影で正確な曲がりの角度を計測します。
保存療法と手術療法に分けられます。保存療法は、靴の指導や作成、インソールの作成などの治療を行います。痛みの改善には有効です。変形が軽度の場合は足趾の体操も進行の予防が期待できます。保存療法を行っても痛みが改善しない場合には、骨を切って変形を矯正する手術を行います。変形の程度や合併病変などを考慮して、いくつかの術式を使い分けています。
外反母趾の治療後写真
手術を勧める条件
①外反母趾角が40°以上
②屈趾症(中足趾節(MTP)関節の脱臼)
③有痛性胼胝などがあると手術をお勧めしています。
治療方法
主に、中足骨近位骨切り(Mann変法)、足根中足(TMT)、節固定(Lapidus法)を行います。
適宜・症例に応じて中足骨短縮を追加します。

変形性足関節症

定義と原因
変形性足関節症は股関節・膝関節でよく言われる関節変性疾患の足関節版です。変形性足関節症は骨を保護している軟骨がすり減り、足関節部分に変形が生じる疾患です。関節の隙間が狭くなったり、骨棘(こつきょく)という骨のトゲが出てきたりすることで、関節部分に炎症が起こります。関節の炎症によって周囲の神経などの組織が刺激されると、痛みや腫れなどの自覚症状が現れます。繰り返す捻挫の後や足関節の骨折などの外傷後に生じることが多いですが、明らかな原因がない事もあります。
主な症状
主な症状は痛みと腫れです。初期症状は歩き始めの痛みや長時間歩いた後の痛みが多いですが、徐々に足関節の腫れが出現し、足関節の動きの制限も生じます。症状は徐々に進行するため、発病してすぐに重篤な症状が現れることはありません。歩行に関連して出現する疼痛、足関節の変形などなど靭帯不全・関節適合性の低下に伴い、足関節の不安定感を訴えることもあります。
症状が進行すると、初めは足関節の内側が傷んでくることが多く軽い痛みを感じます。さらに足関節に体重がかかるたびに疼痛を感じたり、足首の可動域が狭くなって坂道を登ることや正座が難しくなったりします。
外傷性:骨折・脱臼などの外傷後に発症
一次性:明らかな先行病変がない
二次性:RAや痛風等の関節炎を誘発する全身疾患や非外傷性関節病変に続発

以下のような病期分類があります。

病期分類写真
診断と治療
症状に応じてレントゲン、MRIやCTなどの検査を行います。
保存療法では、インソールの作成やサポーター、靴型装具などを使用し、症状に応じて消炎鎮痛剤の外用や内服を行います。保存療法で痛みが改善しない場合は症例に応じて関節鏡を使って傷の小さい手術を行っています。
手術治療
・骨切り(脛骨遠位斜め骨切り/DTOO)
脛骨を骨切りして
関節適合性・安定感を上げる・加重分散化を図る

骨切り(脛骨遠位斜め骨切り/DTOO)写真
・足関節固定
痛くて動きの悪い関節を固定する


足関節固定写真
・人工足関節置換術
 変性した関節を人工物に置換する

距骨骨軟骨損傷

定義と原因
距骨の軟骨・軟骨下骨が深層の健常組織から部分的にもしくは完全に剥離した状態のもの捻挫など強い力が加わったときに距骨が脛骨や腓骨の関節面と衝突し骨軟骨損傷が生じると考えられています。
しかし、明らかなケガがなくても毎日繰り返される運動で徐々に発生する場合もあります。
主な症状
足関節を捻挫したときに発生することが多く、捻挫後も長期にわたって痛みが続きます。
足関節の疼痛・腫脹、可動域制限されます。
診断と治療
レントゲン、CT・MRIなどで総合的に診断します。
鎮痛剤投薬、荷重制限・運動制限などが保存治療となります。保存治療で改善しない場合は手術治療を検討します。
診断写真・関節強で見た軟骨
手術治療
・骨髄刺激法
損傷軟骨部の下の骨髄を穿孔・刺激を加えることによって繊維軟骨の再生を促します。
・骨軟骨片固定術
剥がれた骨軟骨片が大きく、比較的状態が良ければ、その軟骨片を再度固定し直します。
・自家骨軟骨柱移植術
膝関節、もしくは距骨の非荷重部から骨軟骨柱を採取して損傷部に移植します。
手術治療写真

足関節靭帯損傷

定義と原因
足関節の靭帯は外側靭帯、内側靭帯、遠位脛腓靭帯からなります。
交通事故、労災、スポーツ、日常のちょっとした捻挫、などで損傷します。
特に、前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯からなる外側靭帯が損傷を受けやすいです。
主な症状
症状は、急性期であれば損傷した靭帯部分に一致する部位の痛み・腫脹・皮下出血などです。
慢性的になれば足関節痛の訴えだけでなく、足関節不安定感を訴えることも多いです。
足関節靭帯以外の損傷を合併していれば、その部分の症状も出現します。
診断と治療
X線(レントゲン)写真で診断しますが、撮影の方向によってははっきりしない場合もありますので、その際は、CTやMRI検査を行ないます。外傷後、早い時期(新鮮例)ならギブス固定などの局所の安静で治ることもありますが、陳旧例では手術が必要になることが多いです。
保存治療
足関節靭帯損傷の程度によって装具固定もしくはギプス固定を選択します。その後、足関節周囲の筋力訓練・可動域訓練などのリハビリを行います。
陳旧性足関節靭帯損傷に対しては装具やテーピングによる保護、可動域訓練、足関節周囲の筋力訓練など行います。
手術治療
保存治療で症状改善のない場合、足関節不安定感が強く、日常生活・スポーツなどに制限が出る場合などに検討します。
・靭帯を他の腱で代用する(靭帯再建)
・靭帯を縫合し直す(靭帯修復・縫合)
縫合前、縫合後比較写真

成人期・小児期扁平足

成人期扁平足
定義と原因
原因として多いのは、下腿後方から足関節内側を通り足部に付着する後脛骨筋腱が変性・断裂してアーチ構造が破綻する後脛骨筋腱機能不全です。
それに加え、ばね靭帯(底側踵舟靭帯)や足関節三角靭帯の障害によっても足部アーチ構造が破綻し症状が出現します。他に、足部・足関節部の変形性関節症、関節リウマチ、骨折・脱臼などの外傷後、などなども原因となります。
成人期扁平足の症状写真
主な症状
足部のアーチが破綻し、足・足関節内側や外側部の痛みが出ます。 扁平足に伴う足部変形が強くなれば、痛みを伴う胼胝が出てきます。また、症状が悪化すると足関節の柔軟性が失われ、歩行障害や姿勢が悪くなって頭痛や腰痛などを引き起こすこともあり、全身に影響を与える可能性があります。
診断と治療
まず保存療法を行い保存治療で無効な場合、すでに足部周囲の関節変性が著明な場合は手術治療を検討します。
保存治療
投薬、装具作成、運動制限などで、足アーチを維持する靭帯や後脛骨筋腱への負担を減らすことを目的とします。リハビリなどでの機能訓練も検討されます。
手術治療
・踵骨骨切り内側移動
踵骨が外側に向いてアーチが破綻している場合、骨切りを行って地面に接している骨部分を内側に移動させます。
・長趾屈筋腱移行術
破綻した後脛骨筋腱へ、隣を通っている長趾屈筋腱を腱移行させ、その機能を補うようにさせます。
・踵立方関節延長固定術
扁平足変形によって足アーチが破綻し、全体の配列は足部内側が長く、外側が短くなります。
それを矯正する手術です。
病態によって上記を組み合わせて手術を行います。
手術前から踵骨骨切り+腱移行後の写真後ろから見た図
足部周囲の関節変性が著明な場合
三関節固定術 距舟関節・距踵関節・踵立方関節、のそれぞれを関節固定します。
手術前から三関節固定後の写真
小児期扁平足

病態としては、明確な原因のないものと明確な原因のあるものとに大きく別れます。

明確な原因のないもの
・成長期・小児期の関節弛緩性や筋・靭帯の柔軟性に伴うものです。
・主にオーバーユース(使い過ぎ)による症状が出ます。
・運動制限、投薬、装具療法などで対応は十分です。
明確な原因のあるもの
・先天性垂直距骨、足根骨癒合症、外脛骨障害、脳性麻痺・二分脊椎などに伴う障害etc。
・関節リウマチ、骨折・脱臼などの外傷後、なども原因となります。
・先天的な病態が原因のことが多く、これも装具療法がまず行われますが、手術となることも多いです。
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