こんにちは。総務人事課の田中です。
皆さんはポケモンGOをお楽しみでしょうか。私はもともとゲームアプリ業界で働いておりましたので、今日はこの業界の闇の部分をご紹介します。
みなさんはアプリ課金をしていますか?やった事ある人は分かるかと思うのですが、課金の流れは(iPhoneの場合)お金でiTunesカード買う→iTunesカードでゲーム内にチャージを行い、チャージしたお金でゲーム内硬貨を買う→ゲーム内硬貨で欲しいアイテムを買うという場合がほとんどです。
シンプルにお金で欲しいアイテムを買えればいいのに、なぜここまでの手間を踏むと思いますか?
これは責任の所在をウヤムヤにするためなのです。もし買った物に不具合があった場合、普通は返金騒動になり買った全てのユーザーに現金が戻ってくると思います。ですが、アプリの場合は買ったアイテムに不具合があってもゲーム内硬貨が戻ってくるだけで現金は戻ってきません。ゲーム会社からしたらゲーム内硬貨はただの電子データであるため、戻したとしても1円も損しません。
さらには課金した目的がそのアイテムにあり、「そのアイテムに不具合があるなら課金しなかった、ゲーム内硬貨が戻ってきても意味がない返金しろ!」という要望があり、散々裁判をしてその要望が通ったとしても、iTunesカードのチャージ分が戻ってくるだけで現金は戻ってこないという判例があります。
つまり一度課金をしてしまうとどんな場合でも現金が戻ってくることはほぼ無いのです。みなさんもスマホゲームで遊ぶときには、夢中になりすぎないように気をつけましょう。