新年のご挨拶
初春のお慶びを申し上げます。
一昨年11月に私たちの病院は開設10年を迎えましたが、そこからの1年もあっという間でした。2023年はアフターコロナの状況に呼応しながら、さまざまな病院機能の復活と変更に奔走した年でした。皆様方には売店の閉鎖(3月末に再開の予定です)や、発熱外来の度重なる運用変更など多くの点でご迷惑をおかけしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
そんな中、昨年の嬉しいニュースとしましては、待望の新棟、アネックスの竣工があります。職員数の急増、道路を隔てたリハビリセンターの安全性、成長を続ける健診センターの狭小化の3点を解決すべく、数年にわたり計画してきたことが実現しました。工事中は患者様を始め近隣の方々にもご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。温かく見守りご理解をいただきましたことに感謝申し上げます。アネックスの広々としたスペースで安全にリハビリをされている患者様や、健康管理センターの素敵なデザインに囲まれて健診を受けられる方々の笑顔を拝見しますと、私たちも嬉しくなります。
もうひとつの嬉しいニュースは3回目の病院機能評価受審に良い成績で合格したことがあります。成熟期にありますので、立ち上げたばかりのころのようなあまえや言い訳は通じません。医療の質向上や安全管理対策、感染対策など全部署が一丸となって取り組んできたことが高く評価され、誇らしく思っていますとともにさらに高いレベルを目指して邁進しますよう、気持ちを引き締めております。
私たちの今後の経営計画としましては、小型急性期病院として存続していく基本姿勢は大きく変わりませんが、本年からは訪問診療・在宅医療の中長期的成長に注力していきたいと考えています。開設以来のポリシーとしまして、個々の職員が自らの幸せを追いかけながら、医療の質と安全性の向上を常に大切に考え、展開していける病院でありたいと強く念じております姿勢は全く変わりません。
この新しい年が、皆様にとって健康で幸せに満ちた日々でありますよう、職員一同心からお祈り申し上げます。
メディカルトピア草加病院 院長 金平永二