cherry blossom

「cherry blossom」昔とある英会話スクールで教えてもらった言葉。この時期になると、ふと思い出します。日本語で「桜、桜の花」を指します。

 今年はこれまでになく一気に満開になり、ライトアップもギリギリだったとニュースになっていましたが、お花見には間に合いましたでしょうか? 私は通勤途中にある桜を愛でる程度で、お花見とまでは至りませんでした。
ソメイヨシノは颯爽と開花してしまいましたが、より花弁が多く、色濃い、「八重桜」がこれから見ごろを迎えます。

 桜にはお花見で気分を和ませるように、魂を癒すと一説に云われています。社寺に桜が多いのは景観のほかに、そのような面もあるのではないでしょうか。また、河川の岸・堤防に桜が多く植えられています。景観でというものありますが、別の理由で植えられています。お花見を愛した日本人ならではのことです。
作られたばかりの堤は足場が脆く弱く、雨期になると決壊しやすくなる。そこで、誰もが好む桜を多く植え、大勢の人に来てもらうことで、土を固め、堤をより強固にする。そして雨期の増水に耐える堤を作るという狙いがあってのことです。

当院に基本理念として「愛し愛される病院」があります。私はこの基本理念と共に桜の如く根を張り、花(スキル)を身に着けて、患者、職員を問わず周りの方々の心や体を癒していきたいと思います。
 (薬剤部  吉住)

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「Harmonia」

私の部屋には45年ほど前に母が両親に買ってもらい、その後私が3歳から弾いている、今は製造されていない象牙の銀盤のピアノがあります。

 ピアノは、木材や羊毛など天然素材の精密な備品が多く使われ、暑さや寒さ、そして湿度にとても敏感な楽器です。またピアノの弦には、常に1本あたり90㎏、1台20tもの強い力がかかっているため、時間と共に少しずつ音が下がるので調整する必要があります。それが調律です。
 わたしも春と秋に調律しています。出費はかさみますが・・・、調律した後のピアノの音は格別。私の狭い部屋でも丸い透明感のある音の粒がハーモニーを奏で広がります。

 「ハーモニー:Harmony」とは英語で意味は和音、厳密には和音の進行と各声部の配置や進行の組み合わせをいいます。というと、????と頭の中がたくさんの?マークでいっぱいになるかもしれませんが、子供のころ音楽の授業の前に「気を付け、礼、なおれ」を「ジャーン♪ジャーン♪ジャーン♪」と先生がピアノで弾いてくれたあの音、といえば「あ~~」となる人も多いと思います。簡単にいうと、それがハーモニーです。

 
「ハーモニー」の語源はギリシャ語で「ハルモニア:Harmonia」といい、一致、連結を意味します。
この病院にも「ハルモニア」があります。医師、看護師、検査技師、薬剤師、栄養士、調理師、事務、清掃してくれる人、洗濯や食材を運ぶ業者さん、多種類の薬を紹介してくれるメーカーさん、機材点検をしてくれる人、そして患者さんと患者さんの家族などなど、たくさんの人とつながり成り立っています。

 楽器や歌声で違う音を重ね合わせ、響きあって、心地よいハーモニーが奏でられたとき、奏者や聴衆は幸福感や満足感を得て、ときに感動や癒しを受けます。痛みや苦しさを感じ患者さんが来院される医療の現場にもハルモニアが流れ、よりよい調和が毎日奏でていけたらいいなと思います。

(診療補助課:竹内)

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夜の・・・ラマダーン

夜の・・・と枕詞がくると、今でも何かロマンチックなことがあるような予感がします。
夜・・・歌う小鳥・・・ナイチンゲール。本当に夜、囀る小鳥がいるのでしょうか。
「夜の・・・窓辺に・・・堅琴のはかなき調べ・・・君は知らずや・・・わが心の糸の・・・まさに切れなん・・・熱き想いに」
夜の・・・セレナーデ・・・漂泊の吟遊詩人。

少年の頃、夜の・・・浜辺で胸に浮かぶままに、出まかせの詩を口ずさんでいたら、
「変な声を出しやがると、海へ叩き込むぞ」と漁師のオジサンに怒鳴られました。
私の育ったところは、瀬戸内海の小さな漁村でした。ロマンが少し、遠くへ行きました。

閑話休題、ラマダーンの話でした。
これは、イスラム教のことばで絶食のことだそうです。ラマダーンの月というのがあって、一か月間絶食をする。ただし昼間だけ、夜は十分に食べるのだそうです。
それでも絶食をすることで、食物を恵んでくださった神様への感謝。食物の大切さ。食べたいと思う自分と対決する心の剛さ。などを確認する効果があると云います。
かの国では、祈りと戒律と生活とが渾然一体となっているのでしょうか。 

さて、私はこれを夜・・・やるのがよいと考えています。昼間は食べて、夜は食べない。
夜は全身の休息時間です、胃腸も夜は休息させましょう。
異教の消化器外科医が考えたことですが、この効果は絶大なようです。逆流性食道炎、胃炎などはたちどころによくなります。
朝型高血圧にも有効です。
胃腸の休息で免疫力が上がって、風邪もひきにくくなります。
ダイエットにも有効で、メタボ、肥満、高脂血症、高尿酸血症などは目に見えてよくなります。
女性にとって夢のカーヴィライン・・・
腹が減っては夜眠れないよ、という人には、一歩譲って夕方までに何か食べておきましょう。それでも夜に入って食べなければ効果があります。
名付けて「夜の胃腸休息法」

アラビアン・ナイトのロマン・・・からは遠く離れて、身も蓋もない実用だけのお話となりました。嗚呼。
それでもこれは、あまた世にある健康法の中でもキホンの「キ」だと、私は確信しています。

夜の・・・ラマダーン、おしまい。
(記:山﨑忠光)

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2013年2月末日で退職された、山崎名誉院長が広報誌「福寿草」で記した文章をブログとして投稿しました。
平成元年に旧埼玉草加病院に赴任し、25年間にわたり地域のみなさんの健康管理のお手伝い、地域の医療機関との強いきずなの構築、そして新しい医療制度の改革に貢献されました。
メディカルトピアスタッフ一同、山崎名誉院長の多大なる功績に心から敬意を表します。

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はじめてづくし

こんにちは、放射線技術科の佐藤です。

メディカルトピア草加病院に昨年の11月から赴任してきました。
あれから3ヶ月経ちます。最初は戸惑いも多かったです。新しい町、新しい職場、新しい駅、新しい通勤、新しい仕事、はじめましてはじめましてはじめてづくし・・・・。

そして新しい仲間。
そんな状況でもどうにかやっていけたのは、周りに助けてもらっているからです。昨日も今日も明日も毎日、毎日、助けてもらっています。感謝です。ありがとうございます。

さてさて、そんな自分ですが、助けをいただいたのなら、返さなければと思うようになりました。
これがなかなか難しいです。やたら助けるのもおこがましいし、実際に役にたっているのかも、疑わしいのです。都合よく考えると、「無理強いしてもねぇ。」です。
そこで、4つ良いことが有ったら、1つでも返そう。その次は2つ返そう。そうしたら1/2になる。
そんなことを最近考えています。そのうちプラスになれれば良いのになぁ。
かなり都合が良すぎる考えです。

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りんごのマニュアル

こんにちは、事務次長の柿崎です。
今回はマニュアルについて考えてみました。

病院におけるマニュアルや手順書ってなんだろうか?
失敗しないための教科書とかみんなが標準的な仕事をするための決まりとか、そんな考えが頭をよぎります。

でも、マニュアルがあるからと言って失敗は完全にはなくならないし、すべてを標準化することは難しい・・・

例えば、保母さんが子どもたちにりんごを食べさせるという手順書があったとします。
その手順書には「ナイフで皮を剥いてカットして、フォークを添えてお皿に盛りつける。」と書かれています。

保母さんが手順書の通りにりんごを剥いて実際子どもたちに出したら「りんごでウサギさん作ってくれなきゃ嫌、たべない!」と言われる。

そうすると、皮を剥く工程をのかわりにうさぎさん作りの細工をすることになる。
これって、厳密に言うとマニュアル違反になるわけですが、誰も困らないし子どもたちは喜んでくれるし、りんごを食べさせる目的も達成している。
どうみても 善>悪 だと思いませんか?

マニュアルは、守るべきものであることに変わりはないけれど、目的を見失ったマニュアルはあまり意味がないし機能しないのでしょう。

先日、日本医療機能評価機構の審査を受けました。
受審に際して、メディカルトピアの考え方、自分たちの仕事の内容、その手順を記したたくさんの規定・マニュアルを作成しました。

これらを生きたものとして活用するために「守るだけのもの」ではないことや「達成すべき目的を意識する」ことを念頭に一歩先の運用を目指してスタートしたいと思います。

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「医療機能評価」を受審しました。

こんにちは、副院長の藤岡です。

メディカルトピアは先週、「医療機能評価」を受審しました。以前にも書きましたが、これは外部の専門家チームをお招きして、病院の組織作りや運営方法について客観的に評価をしていただくものです。4人の審査員が、2日間にわたって細部まで厳しいチェックをしてくださいました。

昨年2月の新病院スタート以来、私たちは医療安全や感染予防をはじめさまざまな課題に取り組んできました。安全で安心な医療、患者さんに喜んでいただける病院をめざして、各部署や委員会で議論を重ねて日々の業務を改善し、みんなが納得できるルールをつくりあげてきました。

そんな私たちにとって「医療機能評価」は”晴れ舞台”でもありました。とはいえ直前の数日間は、ルールにあやふやな部分はないか、重ねた議論の記録は残されているか、たくさんの職員が遅くまで残って最終チェックを行いました。私たちがふだんやっていることを、自信を持ってしっかりと説明しよう。私からはそうみんなに声をかけていました。

本番では、各部署の責任者が、堂々とした態度で審査員の質問に答えていきます。その姿をみているうちに、これまでの取り組みを思い出して胸が熱くなりました。最後の全体講評では、厳しくも暖かいサジェスチョンもあったものの、私たちのこれまでの道のりをおおむね好意的に評価して下さいました。2ヶ月後の結果発表が待ち遠しいです。

もちろん合格すれば終わりではありません。私たちの前には、永遠に続く道があります。これからも金平院長のリーダーシップのもと、一歩ずつ前進していかなくてはなりません。みなさまの応援をぜひお願いいたします。

写真は審査終了後の記念撮影です。緊張から開放されて、みんなでホッといい顔してます。

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ごあいさつ

はじめまして、みなさんこんにちは。
医療連携課の木村です。

私は、昨年11月に入職しましたので、ちょうど3ヶ月が経ちました。まだまだ勉強不足ではありますが、ようやく病院の事や地域のことがわかってきたところであります。

医療連携課の業務のなかで、近隣の病院やクリニック、施設などの関係機関との連携業務があります。
私は年明けから、近隣の病院やクリニックなどの関係機関に挨拶回りをさせていただいておりますが、その中で感じることは、どちらに訪問しても快く受け入れていただけることです。お忙しい中にもかかわらず、貴重なお話をいただけることが多くありました。
その中で、もちろん今までの関係の中での評価をいただいている部分も多いですが、逆にこれからの期待を求められているようにも感じました。

病院もリニューアルオープンして1年が経ちました。
病院の理念である「愛し愛される病院」に向けて、新しい取り組みもどんどん進めてきており、今まで以上にさまざまな点で地域の皆さんに貢献していけると思います。

私自身は、今は挨拶回りをしながら地域の現状や連携を通しての問題点などを把握している段階ですが、今後はスムーズな連携ができるような取り組みや当院で還元できる機能を紹介しながら貢献していきたいと思います。

病院の中で一見丈夫そうな風貌で坊主あたまの職員がいましたら、それが私ですのでお気軽に話しかけてくださいね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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ノンテクニカルスキルってなに?

こんにちは、事務次長の柿崎です。
今日、メディカルトピアでは、ノンテクニカルスキルについての勉強会がありました。
聞き慣れない言葉ですが、医療安全について勉強をしたことのある人にとっては、ある程度浸透した考え方なのだそうです。

医療安全というと、スキルや知識レベルを向上させてベテランの域に達することを目標に頑張るといったイメージでしたが、今回の勉強会でそれがすべてではなくむしろ、チーム力の向上が安全な医療を実現するためには重要であることを学びました。

チーム力の向上???
具体的には、コミュニケーションスキルの向上が大きく関係するそうです。

あるチームがひとつの業務を行っていたとします。
これに関わる人は、複数人いるわけですが、各々が単独で考えながら行動するよりも、今行われていることや目的が十分に情報共有されてリーダーを中心にチーム全体が歩調を合わせて仕事をする方が良い結果が得られるといった考え方です。オーケストラの演奏を例に挙げて説明がありましたがまさにその通りですね。納得です!!
医療の現場でもコミュニケーションが不足すると大きな事故につながる事例を再現ビデオを見ながらみんなで確認しました。

土曜日の午後ですが、多くの仲間が集まってくれました。
少しずつだけど、また成長することができた喜びを糧にこれからも頑張ります!!

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「笑顔リレー」

こんにちは、プロモーション課の井上です。
ちょうど1週間後、2013年2月1日にメディカルトピア草加病院は開院1周年をむかえます。
この1年でわたしたちが大切に育ててきたことを回想しています。

2月1日の開院の日、新しい病院で患者さんが不安やお困りにならないように、職種や部署を問わず多くのスタッフがエントランスや通路に立ってお迎えしました。
それでも最初は「わかりにくい」「前の病院のほうがよかった」「冷たくなった」という声も多く聞かれました。

メディカルトピアを訪れるすべての人が笑顔になるように、わたしたちはその想いで日々試行錯誤を重ねてきました。
ブログでもご紹介しているクリーンデイや健康ふれあいディ、健康寄席などの楽しいイベントの企画、患者さんの安全や安心、快適さの向上のため、毎日活発に繰り広げられている委員会活動。さまざまな取り組みをしていますが、そのなかでも最も大切にしているのは「笑顔リレー」。

病院のエントランスを入るとコンシェルジュが笑顔でお出迎えします。受付窓口では医事課スタッフがやさしくお迎えします。診察室では医師や看護師が親身に寄り添います。通路を歩くとすべてのスタッフが「こんにちは」と笑顔であいさつします。それは診察室や検査室やレントゲン室や採血室にもつながっています。お会計を済ませ、帰るときにも「お気をつけください」「お大事になさってください」とコンシェルジュがお見送りします。
例えば外来診療ではこんな風に、すべてのスタッフがつぎのスタッフへ患者さんの笑顔のリレーをします。

開院1年を迎え、「笑顔リレー」は着実に浸透してきています。
これからもきっとメディカルトピアのバトンは、つぎの仲間へと引き継がれていくと信じています。

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新しい年の初めに

こんにちは、副院長の藤岡です。
皆さまにおかれましては、よき年をお迎えのことと思います。
私たちメディカルトピア草加病院は今年も、金平院長を先頭に”あたらしいけど、あたたかい”医療を目指していきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年2月の新病院スタートから、安全で質の高い医療を行うために、私たちはさまざまな取り組みを行ってきました。理念、基本方針、倫理規定などを定め、組織を作り上げ、その組織が円滑に動くための工夫をしてきました。特に医療安全の面では、患者さん間違えや指示の伝達ミスをなくすために、現場で話し合いながらさまざまなルールを定めてきました。

感染予防にも力を入れています。手洗いや衛生管理を徹底し、患者さんや職員間の感染の広がりがないように監視しています。他にも接遇教育、災害対策、情報管理、他施設との連携など、各委員会が日頃から活発に活動して、さまざまな分野で病院の体力を上げてきました。

その成果を検証するべく、まもなく「医療機能評価」を受審します。私たちが行ってきた取り組みを、外部の専門家の皆さんをお招きして、2日間にわたって客観的に評価していただきます。晴れがましい気持ちで、また少しドキドキしながら、2月の受審の日を待っているところです。

昨日は受審前の総仕上げということで、院内模擬審査を行いました。本番さながらに進行しながら、膨大な項目をチェックしていきます。業務手順にあやふやな部分がないか、しっかり明文化されているか、記録は残っているか・・さまざまな問題点があぶり出されました。

もちろん合格すれば終わりではありません。「永遠に未完成」をうたうディズニーリゾートではありませんが、メディカルトピアも永遠に進化を続けていくつもりです。これからもみなさまの応援をお願いいたします。

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