わくわく!

内視鏡看護科の舛方です。
近年お祭りへ出向く機会が多くなり、その中でわくわくするお祭りと出会いました。草加で年に2回程開催されるよさこいのお祭りです。

昔JAZZ‐HIP HOPのダンスを習っていた私にとって、よさこいのイメージは盆踊りの延長で、私の好きな迫力やキレはないだろうと思い、興味が湧きませんでした。

しかし何チームか見ている中で、神奈川県平塚市にある「疾風乱舞」というチームの演舞に驚きました。疾風乱舞は中学生から大学生の女性のみのチームですが、彼女たちの生み出す世界観はまさしく「雅」。赤い番傘や扇子を使った色とりどりの華やかなステージ、そして舞台も端から端まで余すことなく使っており、ものすごい迫力でした。一人ひとりのキレと表情も素晴らしく、気づいたら見とれている私がいました。先日は池袋のお祭りで行われるコンテストにまで出向き、たくさんの観衆に埋もれながら彼女たちの演舞を観てきました。

この経験から、先入観だけで物事を決めるのは、いけないことだと改めて思いました。私生活だけでなく、仕事においても同じですが、最初嫌だなぁと思った仕事でも、真面目に取り組んでいたら、いつの間にか楽しくてのめり込めるような仕事があるかもしれません。どんなことでも先入観を持たず、広い視野で捉え、色々なことを感じ取り、経験し、成長していきたいと思います。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

獏之浪語(10) 森の中に虎と毒蛇が

ボンジョルノ! 今日の英語は難しいですよ。聞きなれないと思いますが、avertです。藤岡副院長が良く言っているdiversity とか大学のuniversity という言葉と一部共通の語源をもっている言葉です。これはあとでまた話しましょう。

さて、私は高校の頃ものすごくネガティブな日々を過ごしていたという話をこないだしましたね。そのころから少し感じていたんですけど、人間ってどっちかっちゅうとネガティブ寄りにできているんじゃないかなって思うのです。

たとえばみなさん原始人になったと思ってください。子供が病気 になったので、それを治すために森の中にある薬草を取りに行きたい。でも森の中には虎や毒蛇がいるかもしれない。楽観主義っていうのは「んなもん、いるわけねえよ。いても出てこねえよ。なんとかなるよ。」ていう感じです。ネガティブな考えの人は「きっと森に入ったら虎にやられるか、毒蛇にかまれて死んでしまうに違いない」って考えるわけです。悲観的な人はそこまでで終わりかもしれません。でもポジティブ思考の人はどうかというと、まず悲観主義者と同じようにネガティブな考えを抱きますが、その後自分なら克服できるはずだと信じて、対策を立てるのです。長老に虎や毒蛇がどのあたりからよく出没するか、何時ころ活動するか教えてもらったり、毒蛇にかまれたとき効き目のある薬草と か、トラを追っ払えたひとがとった行動とか、、、可能な限り生き延びれる対策を準備して、勇気をもって森に入っていくのです。こうやって生存競争の淘汰を勝ち抜いてきた人間は、やはり脅威に対する準備としてネガティブ寄りにできていて自然だと感じていたのです。

先日見つけた本を読んでいて、びっくりしました。「人間はどちらかというとネガティブ寄りにできている」と書いてあったのです。おれと同じことを言っているやつがいる!と思いました。それは心理学者・山口まみさんの書いた「隠れネガティブを解消する本」です。詳しい内容は省略しますが、心理学的な側面から人間は元来ネガティブなんだと主張していて、自分の仮説を応援してくれる人が一人増えたと、嬉しくなりました。

また話は変わりますが、英国にリチャード・ワイズマンという面白い心理学者がいます。このひと20代は国際的に活躍するマジシャンだったんですよ。途中からマジックは人間の心理の隙につけこんで驚かすものだから、心理学を勉強したくなってマジシャンを辞めちゃって、心理学者になっちゃったんです。大規模調査や、長年の追跡調査をしつこく行うことで有名なひとです。ワイズマンがあるとき面白い調査をしました。年始に目標を立てた5000人を調査し、達成できた人とできなかったひとをさまざまな側面から比較したのです。結果は20%程度のひとしか達成できなかったんですが、その分析がまた興味深いんです。達成できなかった8割の人が、どんな考えを持っていたか、代表的なものがいくつかありましたが、今日はひとつだけ紹介します。それは、「ネガティブな考えから目を背けるタイプのひと」が、目標達成できなかったという分析結果です。これから起こるかもしれない悪い状況が頭をよぎりはするが、目をそむけてしまう。・・・・うーん、ありがちですよね。逆に目標を達成できた人はネガティブな考えから浮かび上がったリスクに対して、いろいろな対策を練ったり、準備をするタイプの人なのだそうです。さっきの森の中の虎と大蛇に立ち向かう準備をする考えに似てませんか。。。。

リスクから目を背ける、、、、の「目を背ける」を英語で言うときavert を使います。「リスクから目をそむけないで」は、Don’t avert your eyes from the risk. です。vert は、「方向」とか「向ける」みたいな意味を持っています。接頭辞のa は「離れて」です。藤岡副院長が好きな言葉のdiversity はもともと「分岐する方向」という意味です。そこから多様性という意味に使われます。今週はavertを是非覚えてください。そしてネガティブな想定を受け入れ、そこから目をavertしないで、ポジティブな行動につなげていってください。 

院長 金平永二 記 

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

美しいハーモニーを

コンフォートフロアの増田です。
私は趣味で社会人の合唱団に入っているので、今日は合唱についてお話ししたいと思います。

毎週1回、夜7時からの2時間、仕事帰りの団員が80人ほど集まって練習します。年に3回ほど発表の機会があるので、その本番に向けて曲を仕上げていきます。

私が合唱を始めたきっかけは一度第九を歌ってみたかったからですが、クラッシックから、オペラ、ミュージカルなどいろんな言語の曲を歌えるので面白いです。もちろん日本の曲を歌うこともあります。お腹の底から思い切り声を出せるので、ストレス解消になります。

合唱にはソプラノ、アルト、テノール、バスと4つのパートがありますが、ひとつのパートが主張しすぎてもいけないし、弱すぎてもいけない。音程をしっかり取り、出すところは出す、抑えるところは抑えることが大切です。全体のバランスで美しいハーモニーを作ります。

これは仕事でも言えることです。それぞれが自分の役割をしっかり果たし、他の職種を尊重し、意見を交換しあい、力を合わせて行動することで、患者さんのためにいい医療ができるのだと思います。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

伝える努力

こんにちは。プレミアム看護科の渡辺です。
私は昨年春に新卒でこの病院に入りました。1年間は各部署を体験した後、現在のプレミアム病棟の一員になってはや5ヶ月が経ちました。

私の今年の目標は「自分が学んだことやできたことを、病棟会で月2回は発表する」ことです。理由はスタッフに自分のことを知ってほしいからです。もともと自分の考えを話すことが苦手だったので最初はとても照れくさかったのですが、周囲のみなさんに自分の状況を知ってもらうことでコミュニケーションが良くなり、自分の知識や技術も向上してきたように感じます。

これからも「伝える」努力をすることと、学んだことを増やして身につけられるように頑張りたいです。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

獏之浪語(9) アポストロフィひとつで

ジャン・ジャン・ジャンジャン ジャン・ジャン・ジャンジャン
(文字で書くと何が何だかさっぱりわかりませんね(笑))
何の音楽かわかります? (朝礼に出てきたほとんどの仲間が笑顔で大きくうなずいています)そうですね。ミッションインポッシブルです。この音楽、実は僕が小学校の時、すでにテレビで流れていたんですよ。(みんな、不思議そうな顔、、、、藤岡副院長が懐かしそうにうなずいている(笑))
藤岡副院長「当時はスパイ大作戦っていうタイトルだったよね。」

そうなんです。スパイ大作戦。「おはようフェルプス君、今回の君の使命は、、、云々云々、なおこのテープは自動的に消滅する」そして最後にテープレコーダからシューっと煙。1990年代の半ばだったかな。聞き覚えのある音楽がテレビから聞こえてきたから見たら、なんとトムクルーズ主演で、映画化。うぁ~ 懐かしいって感じでしたね。

ミッションインポッシブルの5作目~ローグネイション~、アリオの4階に見に行ってきましたよ。日曜の朝一番で。(なぜか笑い)
あのトムクルーズが飛行機にしがみついて飛ぶシーン。圧巻ですね。スタントなしでトムクルーズ自演だそうですね。

今日はミッションインポッシブルの英語を勉強しましょうか。ミッションってのは使命とか任務。ではインポッシブルは? だれかわかるひと。。。。。。うーん、みんな恥ずかしがっていますね。接頭辞のインは打消し、否定の意味。ポッシブルは「可能なとかできる」っていう意味です。ってことはインポッシブルは「不可能なとかできない」っていう意味。

そうするとこの映画のタイトルは「遂行不能な任務」っていう意味になりますね。ひどいですね。もともとできるはずのない任務を課すなんて。でもね、映画の中でトムクルーズは一言たりとも、インポッシブルっていう言葉を使わないんですね。どう考えてもインポッシブルな状況下でも、経験と知恵と瞬時の判断力と、そして勇気をもって乗り越えていく。かっこよすぎですね。困難を乗り越えていく姿に観客は魅了され、自分も不可能を可能にできる人間だったら、どんなに素晴らしいだろうな~って思うわけですよ。映画館を出るとき、何かめちゃ気持ちいいのは、そんな素晴らしい能力を疑似体験しているからなんでしょうか。 

実はね、東芝のパソコンの宣伝で、、、やまPが出てくるやつね、、、あれでもインポッシブルっていう言葉を使っています。一種の言葉遊びですが、「impossible? I’m possible!」 とやったのです。「不可能なの?いやいや私はできる。」ってなりますね。アポストロフィひとつつけるだけで、ネガティブな言葉を、ポジティブに変えちゃったんです。面白いですね。ナイキも昔同じ言葉遊びを宣伝で使いましたよね。ま、正確に言うと文法的には必ずしも正しくないんですが、、、、でもうまいこと遊びました。

この言葉遊び、もっと言うと最初にやったのはナイキでも東芝でもないんです。もっともっとずーーーーっと昔にオードリー・ヘップバーンがすでに表現していたのですよ。オードリーわかります?司会の渡辺さん、首を横に。そうかー。若い人は知らないんだな~。こないだオードリーの話題になったら、春日っていうお笑い芸人だと思っているひとがいました。(笑)オードリー・ヘップバーンとってもチャーミングなひとだったんですよ。ローマの休日とか、ティファニーで朝食をとか、、、大ヒット作でした。

オードリー・ヘップバーンは「Nothing is impossible. The word itself says I’m possible」と言ったのです。「できないことなんて何もない。できないっていう言葉自体が、私にはできるって言ってるんだもの」素晴らしいですね。そんなに昔からこの言葉遊びがあったのですね。

まだ暑くて今日なんかジメジメして不快指数が高いですが、トムクルーズのかっこよさを思い出してスカッとして気持で今週も過ごしたいですね。Impossible? I’m possible!!!!! っていう気持ちでね。

院長 金平永二 記載

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

獏之浪語(8) 「MuF-MuF」

今日の英語は「expect」です。意味わかるひといますか? うーん 今日は誰もいないですか。。。。ま、この単語についてはまたあとで説明しましょう。

話題を変えます。じゃあ「ムフムフ」ってどういうときに使いますか?(会場ざわざわ)司会の岡田さん、妄想しているときの表現に使います? 
(医療連携課の岡田愛薫さん、めっちゃ笑顔で)「はい、妄想して思い出し笑いしている時、確かにムフムフって感じですね」(会場 笑)
そうですねー 女性はそういうときむふむふって感じなんでしょうね。

ってことでちょっとだけムフムフ妄想の話をしますね。実は私は中学生、高校生の頃昆虫写真家になりたかったのです。毎日昆虫の図鑑や、写真集を見ていろんな妄想をしていました。来週は例の山に分け入ってギフチョウの産卵シーンを撮影したいなとか、いつかヒマラヤにいる幻のチョウを追いかけ世界を驚かせる写真を撮ってやるぞとか、、、ムフムフ。ま、それはいいんですが試験直前でも、昆虫写真のことが忘れられなくて貴重な試験準備時間を趣味で潰してしまうのです。これはいかんぞと思って、あるとき試験前に昆虫写真の趣味を1か月封印したことがあるのです。ムフムフ禁止。結果はというと、散々でした。趣味の時間を全く作らなかったのに、試験勉強ははかどらなかったのです。不思議でしたね。そしてまた気にせず趣味の時間を大切にしてみたのです。毎日ムフムフ昆虫図鑑を見ながら、試験勉強をしたら、今度はバッチリもとの成績に戻ったのです。

また話は突然変わりますよ。アメリカで行われた心理学者のアンケート調査。あこがれのスタートキスできる権利が抽選で当たったら、いつ実行したいか?みなさんはいつがいいですか? 篠塚さん、どうですか? 
(篠塚リハビリテーション科長、はずかしそうに笑いながら)「今すぐです!」(会場爆笑)
うぁー、すぐですか。積極的ですね(笑)。じゃあみんなに聞きますね。今すぐのひと、、、、あれ、篠塚さんだけでしたか(またまた爆笑) じゃあ1、2日後のひと、、、、ぱらぱら。3日から1週間のひと、、、、お~多いですね。20人くらいかな。1週間から1か月後くらいのひと。。。。。お、5人前後かな。1か月後以降のひと。。。2,3人ですかね。
あ~ うちはアメリカとほぼ同じ結果ですね。3日から1週間くらいが最も多いんですね。なんでですかね。。。それは心の準備てのもありますが、すぐに楽しみが終わっちゃうのが寂しいんですね。しばらくムフムフ妄想して楽しみたいんですね。
このムフムフ。生理学的にもものすごく効果があるようです。大脳皮質の前の方の特定の部分を活性化し、仕事の能率を上げたり集中力を高めたり、記憶力を高めたりと、良いことがおこる可能性があるようです。
Expectっていう英語はそういうときに使います。あこがれのスターとのキスを期待してわくわくして待っているとき。Expectです。昆虫を追っかけて山を駆け巡る日を待ちわびているとき。expectしてムフムフしているとき、私たちの脳は活性化し、いい効果を次々に発現する可能性を秘めているのです。
今週も是非いろいろなことをムフムフ妄想して脳を活性化しませんか?

院長 金平永二 記載

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

一期一会

こんにちは。外来看護科の中島です。

私は年に1回夫婦で海外旅行へ行きます。私達は語学が達者ではありませんが、主人の仕事をきっかけにツアーではなく個人旅行で行っています。個人で行くと現地では電車やレンタカー、徒歩での移動となります。色々な所で様々な出会いがあります。

ドイツ語圏内の国へ行った時のことです。大きな駅でたくさん路線があり、目的地に行くにはどの電車に乗って良いのか分からず迷っていると、70才代位の女性が「大丈夫?」というようなことを話しかけてくれました。私達が「ここに行きたい」と地図を見せると、電車まで案内してくれました。

アメリカでは住宅街で道に迷ってしまい信号の辺りで迷っていると、「どこに行きたいの?」と聞かれ、ここの駅に行きたいと言ったところ途中まで案内してくれて「この道を真っ直ぐ行けば駅だよ」と教えてくれました。自分が分からなければ他の人を呼び止めて、「この人達ここに行きたいんだって、知ってる?」と知っている人を探してくれたりしたこともありました。

私達はいつもそうやって助けられています。助けられるとともに心がとっても暖かくなります。一期一会ですが、とても大切で大事にしないといけないと思いました。

今、日本にも様々な国の方が来ています。迷っているな、困っていそうだなと思ったら、言葉は分からなくても何か手助けができる事を私もしていきたいと思っています。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

継続は力なり!

こんにちは。メディカルパートナーズの光本です。
今日は私の高校生時代のお話を書かせて頂きたいと思います。

私は普通科の美術工芸系に通っていて、選択授業の時や放課後によく絵を描いていました。周りは才能のある人ばかりで、私はとても劣等感を感じていたため、1、2年生の頃はサボってばかりいました(笑)が、3年生になり志望校を決めてからは、心を入れ替えて実技試験である生物デッサンを毎日練習するようになりました。

特にセンター試験から実技試験までの1〜2ヵ月の間は最後の追い込みで、学校で朝から夕方までデッサン漬けの日々でした。ところが毎日頑張って描いているのに、なぜかどんどん下手になっていくのです。先生方も首をかしげていましたし、私自身も体調も悪くなく手抜きしている自覚もなかったため、描けなくなったことが不思議でした。

ちょうどその時に連休があり、自宅で自主練をするようにと言われていたのですが、なんとなくやる気が出ず1枚も描きませんでした。連休明けはもっと悲惨なことになっているのだろうなと覚悟していたのですが、驚くことに連休明け初日に描いた絵を今までで一番良いと先生たちが褒めてくれました。私自身も急激な成長を感じましたし、その後も実力を落とすことなく実技試験当日を迎えることができました。

この経験から、人間は必ずしも右肩上がりで成長するものではなく、
いつどのタイミングで成長できるかわからないということ、私のように右肩下がりと思ってたら急に右上がりになることもあるということが分かりました。大切なのはあきらめずに継続することです。

久しぶりにこの高校生の時のエピソードを思い出し、仕事においてもプライベートにおいても 「継続は力なり!」で頑張っていこうと思いました。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

こちらビジターサポート課です!

こんにちは。ビジターサポート課の吉田です。
ビジターサポート課って?と患者さんに聞かれることもあるので、今回こちらでご紹介させて頂こうと思います。

8月!夏休みで旅行に行く方も多いと思います。
旅館に泊まると女将さんが挨拶してくれたり、いろんな注文に対応してくれたりしますよね。私たちビジターサポート課は、”メディカルトピアの女将さん”として、患者さんのおもてなしをしています。

具体的には、外来受診時のサポート、入院時の説明や手続きのサポートなど、みなさんが安心して診察や治療を受けていただけるよう、さまざまなお手伝いを行っています。

病院って何となく緊張したり、不安になったりすることもあると思います。
当院にはビジターサポートが3人おりますので、何かありましたらお気軽にお声掛け下さい!女将さんのように「お・も・て・な・し」の心で対応させて頂きます(^^)

ビジターサポート課
吉田佳奈

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

獏之浪語(7) 「みんながインベーダーに見える」

今日の英語はcustomとhabitです。どっちも似たような意味です。習慣とか癖っていう意味。たとえば、藤岡副院長が好きな、コヴィーの「七つの習慣」っていう本のタイトルはseven habitsです。Customっていうのは、、、えー松田さん、エアポートにもありますよね。どういう意味でしたっけ。
松田さん「はい。税関という意味です」
そうですね。税関と癖ってなかなか結び付きませんが、実は同じ語源です。封建時代、荘園の王様が小作人から年貢を取り立てたのですが、「なんで俺ら、年貢を納めなきゃいかんのや!」に対して「この国のならわしやから、さっさと納めろ」っていう意味でつかわれたのです。“習わし”と“税”。Customなわけです。

ま、これはさておき、インベーダゲームって知ってる人どのくらいいるんだろー。お~~~。半分以上の人が知らない。事務長知ってる?知ってるよね。(笑)バブルのころメチャ流行ったテレビゲームです。あのころ喫茶店のドア開けると、日本中でインベーダーゲームの音が聞こえてきました。ピシュン・ピシュン。藤岡副院長は学生時代、兼六園下の喫茶店でこのゲームに毎日千円使っていたそうです。ぼくもリヴァージュっていう喫茶店に毎日入り浸って、ひどい日は朝から晩までやってました。(笑) ところがある日ぼくに異変が起きたのです。ひとがたくさん並んでいるところ、、、たとえばこの朝礼みたいな状況で、人の顔がみんなインベーダーに見えてきたのです。よし、この縦一列を撃墜して消したら、上空の悪い奴を打ち落とせる! って真剣に思ってしまったのです。縦横に並んでいるものは、全部インベーダーゲームに見えてきたのです。こりゃやばいと思いましたよ。Habitて恐ろしいもんです。 

話は全然変わりますが、ぼくは毎年冬に技術認定審査委員の仕事をしています。2時間3時間の手術ビデオを10本~15本見ます。大変な仕事ですよ。その仕事の内容は「アラサガシ」です(笑)。ひとのビデオをみて、ここがいけない、そこは危ない、こりや落第、とかとにかく減点していきます。正月休みなど一日中このアラサガシをやっていると、このアラサガシがhabitになっちゃうから大変です。どこかの部屋にはいっただけで、その部屋のアラサガシ。ほかの人が書いた文章を読んではアラサガシ。自分の同僚の手術を見てはアラサガシ。家庭に持ち込んだらこりゃ大変です。友達関係、家族関係、崩れること必至。このアラサガシに相当する仕事って実はいっぱいあるんですよね。安全管理なんかもそうかもしれません。上司が若手に指導するときは必ず発生します。気づかないうちにhabitになってしまうことが、怖いんですよ。

え~、今日の英語はhabit, customどっちも癖とか習慣です。仕事上でやむを得ない反復活動が原因で、気が付かないうちにネガティブなhabitが身についているかもしれないと思ったほうが良いです。それに気づいたら、早いうちに意識的に仕事とそれ以外を切り分けるのが賢明ですね。
今日はHabitとcustomでした。

院長 金平永二 

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ