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メディカルトピア健康講座を開催しました。
こんにちは、臨床栄養科の北村です。 5月18日に、メディカルトピア健康講座が開催されました。 今回のテーマは糖尿病で、内科医師、薬剤師、管理栄養士がそれぞれの分野から少しずつお話をしました。 どんな内容にしようか、事前にみんなで話し合いました。今回はまずは基本的なことを知ってもらおうということで、専門的ではなく、分かりやすく、生活に沿った内容を心がけました。 まず内科医師からは、糖尿病という病気の全体像について。つづいて薬剤師からは、よく使われる糖尿病の薬の種類や飲み方について。そして私から、適切な食事についてをお話ししました。今回の健康講座をきっかけに、健康的な食生活を実践してみようと思っていただけたら嬉しいです。 病気について、また薬や食事について、普段疑問に思うことがあっても詳しく聞く機会がなかなかないのではないかと思います。メディカルトピア草加病院では、今後も地域の皆さんが気軽に参加できる健康講座を院内外で企画しています。このような機会を通して地域の皆さんの健康増進のお手伝いをしていきたいと思っていますので、是非一度お気軽にのぞいてみてください。
がっつりボランティア活動 in 陸前高田
はじめまして。手術室看護科の関口綾子と申します。 GW後半4連休を利用して「3日間がっつりボランティア活動 in 陸前高田」というツアーに参加して来たので、報告させていただきます。 ”3.11”以来、ずっと気になりながら行動に移せずにいた現地でのボランティア活動。今回思い切って参加を決めたものの、荷造りをしているときから未知なる体験に不安でいっぱいでした。 バスに揺られて約10時間。やっと陸前高田に到着した第一印象は、まさに「空虚」という感じでした。建物などは撤去され、所々に瓦礫が山積みにされた平地が広がっていました。 最初の2日間は、津波にのまれて荒れ果てた農地再生の第1歩として、畑の石拾いをしました。畑を機械で耕す時に石があると、機械の刃がすぐに折れたり、傷んでしまうそうです。37人のメンバーで大小さまざまな石やごみを拾い集めました。写真は集めた石です。みんなの力ですっかり畑らしくなりました。 3日目は道路側溝の泥出しをしました。スコップで掘り出していくのですが、すぐに何かにぶつかります。その度に慎重に掘り起して確かめます。それは食器やスプーン、ハンガーなど、まさに“生活”そのものでした。その中から、持ち主を特定できそうな物を丁寧に分別しました。急に2年前へ時間が戻ったような気持ちになり、心身共に重い活動となりました。 文字通りの「3日間がっつり活動」を無事終えて、またバスに揺られて早朝の東京駅に到着しました。被災地の皆さんは、「震災から2年以上が経ち、少しずつ風化していくことが一番怖い」と話していました。復興はまだまだ途上にあります。今回の活動は被災地について考える、いいきっかけになりました。これからもいつまでもあの風景を忘れずにいたいと思います。
手術室で音楽を
こんにちは、副院長の藤岡です。 以前の記事(「アロマの香る手術室」)でもご紹介しましたが、メディカルトピアの手術室では、患者さんにリラックスしていただけるようにいろいろな工夫をしています。手術室のデザインやインテリアでもさまざまな先進的な試みをしていますが、特に好評なのは前日にお好みを伺って準備しておくアロマと音楽です。 手術前日に手術室スタッフがお伺いして、アロマのメニューと有線放送の番組表をお渡して選んでいただきます。みなさんスタッフとやり取りしながら、楽しんで選ばれるようです。有線には1000近く番組がある中で、いくつか人気のチャンネルがあります。年配の方に圧倒的人気なのが「石原裕次郎」と「美空ひばり」の専門チャンネルです。 「昔は娯楽が少なかったから、裕ちゃんの映画だけが楽しみでした」「上野の日活が満員で入れず、神田まで歩いたことがあったわ」「ひばりちゃんの最後のステージを見たのよ」麻酔までのひととき、いろんな思い出を伺うことができます。この二人の偉大なアーチストが、高度経済成長期の日本人の心の支えとなったことがよく分かります。 変わったところでは、ガムラン(バリ島の音楽)専門チャンネルも人気です。単調なリズムの繰り返しによるヒーリング効果があるそうです。「もう18回もバリに行ったんです」「バリに行くために仕事をしてるようなもんです」どうやらバリ島には中毒的な魅力があるようです。 今日も緊張して手術室に来られた患者さんが、音楽とアロマに気づいて笑顔になられました。リラックすることで血圧や脈拍も落ち着いて、麻酔や手術の安全性もさらに高まります。とてもいいアイデアではないでしょうか。 (写真は有線の番組表。細かくてよく見えないと思いますが1000近くあります。)
笑う門には・・
こんにちは。医療連携課の花田です。 遅くなってしまいましたが、4/6の健康寄席の報告をさせていただきます。 相変わらずの雨男ぶりを発揮しました 朝からのあやしいお天気。しまいには天気予報で、「外出は控えるように」と繰り返し注意喚起が出る始末・・・。 それでも26名の方が来院・参加してくださいました。 足元の悪い中お越しいただいた皆様本当にありがとうございました。 さて、今回は第1回と演者の方も変わり、違った噺を聴かせて頂きました。中でも驚いたのはトップバッター男の子!!小学生とは思えない堂々とした高座でした。 ある入院患者さんは、寄席の終了後もしばらく絶賛しており、当日配布されたチラシに赤丸まで付けて大切にされていました。のちに病室でお話をした際にも、満面の笑顔で「良かったよ~!」と言って下さり、私もあたたかい気持ちになりました。 ここで「笑い」についてちょこっとお話を・・・。 笑いのある生活はストレスを劇的に和らげてくれます。そんな気分でなくとも「作り笑い」でも効果が得られるんです。 笑うと顔の筋肉が収縮してその情報を脳が感知します。「今笑ってるじゃん!」と脳が騙されて脳内がプラスの方向に変換していくのです。でも一人では笑いにくいですよね。やはり面白い事で思いっきり笑いたいですよね! ということで次回は7月6日(土)の予定です。多くの方と一緒に大笑いできればと思います。(結局宣伝になっちゃいました) 梅雨の時期・・・という事は雨男の看板はまだ下ろせないですかね・・・。
感動のゴール!
初めまして、手術看護科の斎須です。 3月に開催された草加太鼓橋マラソン大会に、メディカルトピアの手術室スタッフ(看護師3名と副院長)4名で参加しました。 私たちがマラソンを始めたきっかけは、副院長なんです。 副院長じきじきにマラソン講座を開催してくれて、マラソンとはなんぞや・・・というところから、走り方、シューズの選び方など教えてもらい、少しずつ興味を持ち始め、練習するようになりました。 10キロなんて無理かな・・なんて思っているなか、メンバーの一人(東澤)がマラソン大会初参加でハーフマラソン完走したこともあり、スタッフ3人はさらに練習するように・・・。『チャレンジしようよ!』という病院理念もあり、ついに草加太鼓橋マラソンにエントリーしました。 大会当日、天気は快晴!ヨーイ、スタート! 工藤と副院長は一緒に走り、私と東澤は2人とは別で走りだしました。若手の工藤に副院長の熱い指導が入り、途中まで2人は楽しそうに走っていました。 1番でゴールしたのは実力派の東澤!続いて、最後の500m付近で無言で突然スパートした工藤が2位でゴールイン!そのすぐ後に副院長・・・。そして、私は最後にゴール。私たちは走り切った高揚感でいっぱいでしたが、一緒にゴールしようと思っていた副院長は『工藤さんにおいてかれちゃった・・』と寂しげでした(笑) 何か新しいことに挑戦することは、勇気と努力と時間が必要ですが、今回このマラソンを完走できたのは、仲間がいたからだと思います。これからも私たち手術室は、持久力と仲間を思う気持ちを大切に邁進していきます!
入職から1年を振り返って
こんにちは、検査技術科の中村です。 去年の4月に入職をして、早いもので1年が経ちました。 去年の今頃は、まだ学生気分でいたことが懐かしく思えます。 この1年振り返ってみると、 初めての職場、初めての一人暮らし、初めて出会う人々。。。。。という具合に 初めてのことであふれていました。 そのことで最初は、不安に思うことがたくさんあって、自分はこの先やっていけるか心配でした。 しかし、そんな不安は働いていくうちに消えました! メディカルトピア草加病院の仲間たちは、素敵な人々ばかりです。 心配事がある時も、笑顔で接していただき、なんでも相談を聞いてくださります。 病院も新築で非常にきれいです。わたしにとって最高の病院です。 こんなにも、身内褒めして。。。と、このブログをみている方は思うかもしれませんが、これが私の素直な気持ちです。 学生時代の友達とたまに会って話していると、検査室が狭い、病院が古くて汚い、職場内や他部署との人間関係など、いろいろなことを聞きます。 その度に、自分がいかに恵まれているのかがよくわかります。 就職難の現在、こんなにも恵まれた環境に就職できたことを非常に幸福に思います。 これから末永くこの病院で働いていきたいと思います。
すすめ ひょっこりメディカルトピア船
ひょうたん島はどこへゆく 僕らを乗せてどこへゆく うううう うううう 丸い地球の 水平線に 何かがきーっと待っているぅ 苦しいこともあるだろさ かなしいこともあるだろさ だけど僕らはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃお すすめー ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島 ひょっこりメディカルトピア船 あたたかい春風に乗り、新しいクルーが乗船してきた ハッピー島を目指して 波をちゃぷちゃぷかき分けていくメディカルトピア船に 一緒に漕いで行く仲間たちだ 喜びも悲しみも分かち合い 笑顔で さあ、漕ぎ出そう すすめ~ ひょっこりメディカルトピア船! 船長 金平永二 記 追記: NHKの人形劇ひょっこりひょうたん島の放映が開始されたのは1964年です。奇しくもAMG(上尾中央医科グループ)が発足した年です。放映最終回は1969年の今日、4月4日でした。今朝行われた新入職員の方々へ船長、、、、いや院長からの歓迎のプレゼンテーションで、ひょっこりひょうたん島のビデオを流した背景には、このようなストーリーが隠されています。 You Tubeで見たい方はこちら http://www.youtube.com/watch?v=gJlZnlsJGlg
cherry blossom
「cherry blossom」昔とある英会話スクールで教えてもらった言葉。この時期になると、ふと思い出します。日本語で「桜、桜の花」を指します。 今年はこれまでになく一気に満開になり、ライトアップもギリギリだったとニュースになっていましたが、お花見には間に合いましたでしょうか? 私は通勤途中にある桜を愛でる程度で、お花見とまでは至りませんでした。 ソメイヨシノは颯爽と開花してしまいましたが、より花弁が多く、色濃い、「八重桜」がこれから見ごろを迎えます。 桜にはお花見で気分を和ませるように、魂を癒すと一説に云われています。社寺に桜が多いのは景観のほかに、そのような面もあるのではないでしょうか。また、河川の岸・堤防に桜が多く植えられています。景観でというものありますが、別の理由で植えられています。お花見を愛した日本人ならではのことです。 作られたばかりの堤は足場が脆く弱く、雨期になると決壊しやすくなる。そこで、誰もが好む桜を多く植え、大勢の人に来てもらうことで、土を固め、堤をより強固にする。そして雨期の増水に耐える堤を作るという狙いがあってのことです。 当院に基本理念として「愛し愛される病院」があります。私はこの基本理念と共に桜の如く根を張り、花(スキル)を身に着けて、患者、職員を問わず周りの方々の心や体を癒していきたいと思います。 (薬剤部 吉住)
「Harmonia」
私の部屋には45年ほど前に母が両親に買ってもらい、その後私が3歳から弾いている、今は製造されていない象牙の銀盤のピアノがあります。 ピアノは、木材や羊毛など天然素材の精密な備品が多く使われ、暑さや寒さ、そして湿度にとても敏感な楽器です。またピアノの弦には、常に1本あたり90㎏、1台20tもの強い力がかかっているため、時間と共に少しずつ音が下がるので調整する必要があります。それが調律です。 わたしも春と秋に調律しています。出費はかさみますが・・・、調律した後のピアノの音は格別。私の狭い部屋でも丸い透明感のある音の粒がハーモニーを奏で広がります。 「ハーモニー:Harmony」とは英語で意味は和音、厳密には和音の進行と各声部の配置や進行の組み合わせをいいます。というと、????と頭の中がたくさんの?マークでいっぱいになるかもしれませんが、子供のころ音楽の授業の前に「気を付け、礼、なおれ」を「ジャーン♪ジャーン♪ジャーン♪」と先生がピアノで弾いてくれたあの音、といえば「あ~~」となる人も多いと思います。簡単にいうと、それがハーモニーです。 「ハーモニー」の語源はギリシャ語で「ハルモニア:Harmonia」といい、一致、連結を意味します。 この病院にも「ハルモニア」があります。医師、看護師、検査技師、薬剤師、栄養士、調理師、事務、清掃してくれる人、洗濯や食材を運ぶ業者さん、多種類の薬を紹介してくれるメーカーさん、機材点検をしてくれる人、そして患者さんと患者さんの家族などなど、たくさんの人とつながり成り立っています。 楽器や歌声で違う音を重ね合わせ、響きあって、心地よいハーモニーが奏でられたとき、奏者や聴衆は幸福感や満足感を得て、ときに感動や癒しを受けます。痛みや苦しさを感じ患者さんが来院される医療の現場にもハルモニアが流れ、よりよい調和が毎日奏でていけたらいいなと思います。 (診療補助課:竹内)
夜の・・・ラマダーン
夜の・・・と枕詞がくると、今でも何かロマンチックなことがあるような予感がします。 夜・・・歌う小鳥・・・ナイチンゲール。本当に夜、囀る小鳥がいるのでしょうか。 「夜の・・・窓辺に・・・堅琴のはかなき調べ・・・君は知らずや・・・わが心の糸の・・・まさに切れなん・・・熱き想いに」 夜の・・・セレナーデ・・・漂泊の吟遊詩人。 少年の頃、夜の・・・浜辺で胸に浮かぶままに、出まかせの詩を口ずさんでいたら、 「変な声を出しやがると、海へ叩き込むぞ」と漁師のオジサンに怒鳴られました。 私の育ったところは、瀬戸内海の小さな漁村でした。ロマンが少し、遠くへ行きました。 閑話休題、ラマダーンの話でした。 これは、イスラム教のことばで絶食のことだそうです。ラマダーンの月というのがあって、一か月間絶食をする。ただし昼間だけ、夜は十分に食べるのだそうです。 それでも絶食をすることで、食物を恵んでくださった神様への感謝。食物の大切さ。食べたいと思う自分と対決する心の剛さ。などを確認する効果があると云います。 かの国では、祈りと戒律と生活とが渾然一体となっているのでしょうか。 さて、私はこれを夜・・・やるのがよいと考えています。昼間は食べて、夜は食べない。 夜は全身の休息時間です、胃腸も夜は休息させましょう。 異教の消化器外科医が考えたことですが、この効果は絶大なようです。逆流性食道炎、胃炎などはたちどころによくなります。 朝型高血圧にも有効です。 胃腸の休息で免疫力が上がって、風邪もひきにくくなります。 ダイエットにも有効で、メタボ、肥満、高脂血症、高尿酸血症などは目に見えてよくなります。 女性にとって夢のカーヴィライン・・・ 腹が減っては夜眠れないよ、という人には、一歩譲って夕方までに何か食べておきましょう。それでも夜に入って食べなければ効果があります。 名付けて「夜の胃腸休息法」 アラビアン・ナイトのロマン・・・からは遠く離れて、身も蓋もない実用だけのお話となりました。嗚呼。 それでもこれは、あまた世にある健康法の中でもキホンの「キ」だと、私は確信しています。 夜の・・・ラマダーン、おしまい。 (記:山﨑忠光) ———- 2013年2月末日で退職された、山崎名誉院長が広報誌「福寿草」で記した文章をブログとして投稿しました。 平成元年に旧埼玉草加病院に赴任し、25年間にわたり地域のみなさんの健康管理のお手伝い、地域の医療機関との強いきずなの構築、そして新しい医療制度の改革に貢献されました。 メディカルトピアスタッフ一同、山崎名誉院長の多大なる功績に心から敬意を表します。