皆さま、ご無沙汰しております。“小さな巨人”こと診療補助課の水谷です。
前回のブログからだいぶ月日が経ってしまい、一体小さな巨人は何をやっていたのか!まさかさぼっていたのでは?と思われていた方もいらっしゃると思います。
いいえ、そんなことはありません!業務の確立と改善に、日々奮闘しております。
今日は、診療補助課のおもな業務である“医師事務作業補助”についてご紹介します。
当課は現在5名で活動しています。“医師事務作業補助者”は2008年の診療報酬改定に伴い、医師の事務作業の負担を軽減するべく導入された比較的新しい職種で、当院では昨年2月の開院時にスタートしました。
具体的には、診断書などの書類作成を代行したり、外来診察で電子カルテへの入力を代行したり、他にも医師の診療がスムーズにいくようなさまざまなサポートを行っています。いわば劇場でいう黒子さんのような役割をしており、縁の下の力持ち!(これは私が勝手に思っているだけですが)なのです。これによって医師は診療に集中することができ、医療の安全性や質が向上します。
ただ、その業務内容は多岐にわたり、また新しい職種ゆえに日々の悩みもつきません。すでに導入している病院、これから導入しようとする病院、どこもそれぞれの悩みがあるようです。今回こういった悩みを共有し、また今後の飛躍に向けて協力する目的で、「医師事務作業補助者研究会 第1回埼玉地方会」が開催されました。当院の久保田事務長が運営の中心メンバーであることもあり、診療補助課のみんなと参加してきました。
どんな講義が聞けるんだろう?みんなどんな悩みを持っているんだろう?と、ドキドキ、ワクワクで会がスタートしました。多くの経験をお持ちの病院の方からの講義を真剣に聞き、メモを取っている参加者の方々を多く目にしました。気が付けば私もその内の一人になっていました。
後半のグループディスカッションでは、導入済、導入前の病院がそれぞれ現時点での悩みや不安を、自由にフランクに話し合いました。世話人を務めた私が特に話題提起しなくても、みなさんから発言が出てくる出てくる・・・自身の知識で代行についていけるのか?また人員の配置方法や教育方法は?どこでも同じように悩みながら頑張ってるんだなぁと、みなさんのモチベーションの高さを実感しました。
私自身もまた今回の地方会を通して、考えさせられる部分が多々ありました。悩んでいるだけでは進まないということ、失敗を恐れずチャレンジすること・・口で言うのは簡単です。それをどう形にしていくか、今私に課せられている「宿題」でもあります。
他院との連携を構築できたこと、自身の業務に対する悩みが少しでも軽減されたこと、それぞれがそれぞれの収穫を持ち帰って「第1回埼玉地方会」は閉会しました。今後もこのような会や研修に積極的に参加し、「前進する診療補助課」を皆さまにご報告していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。