獏之浪語(1)「ものろごのはじまり」

面白い話だから是非書いてくれよっていうんですよ。藤岡副院長が。今朝も。
でもホントはあんまり乗り気じゃないんです。ブログにこれを書くのが。
世間に出せるほどの信憑性や正当性もなさそうな、勝手なつぶやきばかりなので。
これって何かというと、毎週月曜日の朝礼での私のトーク。

正直言って若い時、あんまり好きじゃなかった。朝礼で院長先生や偉い人の話を聞くのが。でも自分がそういう立場になって、ああ、毎週仲間の前で何らかの話をするのって、大変なんだなーとつくづく実感しています。(仲間っていうのはうちでは、職員のことです)

院長の私が朝礼で話をする目的ってなんだろなーって思います。
しなくてもいいんじゃないかなって、ずーっと思ってきました。さっさと朝礼終わってみんな持ち場に帰って、仕事を始めた方がいいんじゃないかなって。

でも、メディカルトピアのリーダーとして、哲学や人生観を仲間にさらけだすことは、必要なことでもあるのかなと思います。そんな大げさなことじゃなくても、私がハッと気づいたことや、55年生きてきて経験した苦い思い、失敗談、成功話、何でもいいので仲間に伝え、同じ失敗をしないでほしい、私よりもっとうまく難関を切り抜けてほしいという思いを伝えるのも、悪くないのかなと思います。

そんなわけで、これから気が向いたら書いて行こうと思います。朝礼で仲間にした話を。

私の話にはちょっとした癖があります。仲間はもうみんな知っていますが。
それは英語やイタリア語、ドイツ語といった外国語を織り交ぜていくということです。そして、内容としては、「幸せに生きるためのヒントになるかもしれないこと」がほとんどです。自分自身に言い聞かせる内容がほとんどで、独り言のようにも聞こえるので、モノロゴという連載タイトルをつけました。monologoっていうのはイタリア語で独り言のことです。漢字で書いてみました。「夢を見る動物、バク(獏)がさすらいながらしゃべる」というようなニュアンスで獏之浪語と書いてみました。

間違ったことを言っていることもあるかと思います。あるいは反論もあるかと思います。ひょっとしたら、ぐさっときて気を悪くするひともいるかもしれません。でも悪気は一切ないので、許してください。そして間違いの指摘や反論、苦情などは真摯に受けとめ、今後の糧としたいと思います。

長くなったので今日はここまでです。今朝2015年5月18日のトーク「feelingとemotion」は、気が向いたら近いうちに書きますね。では。Ciao!

院長 金平永二 記

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草加松原太鼓橋ロードレース完走!

こんにちは。手術看護科の千田里美です。

私は3月15日に開催された「草加松原太鼓橋ロードレース」に、手術室の先輩方や他の部署の方たちと一緒に参加してしました。私は学生時代は陸上部で長距離の選手だったこともあり、走ることには自信がありました。しかしいざ走ってみるととてもつらくて、何度も止まってしまいそうになりました。

それでもみんなで完走できたのは、一緒に走った仲間たちが声をかけあったからだと思います。おたがいに協力すること、チームワークが大切ということは頭では分かっていましたが、今回の経験で肌で感じることができました。

これは私の仕事にも通じるものがあると思います。ひとつの手術を成し遂げるには、お互いに声をかけあうことや、チームワークはかかせません。今回の経験を生かして、今後も患者さんのために仕事に励んでいきたいと思います。

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入職1年を振り返って

こんにちは。検査技術科の渡邉です。

4月で入職してから1年が経ちます。昨年の今頃は、いよいよ社会人かと希望を膨らませる反面、不安を抱いていたことを覚えています。この1年間は覚えることが多く、時が過ぎるのをとても早く感じました。

入職当初は、検査の仕事や患者さんとの接し方などがわからず、戸惑うことばかりで、本当にこの先働いて行くことが出来るのだろうかと不安に思いました。しかし上司・先輩方が優しく丁寧に教えていただいたおかげで、少しずつですが、仕事を手際よく行う事が出来る様になり、不安が解消されていきました。

ここまで成長できたのは、どんなことでも質問できる環境、丁寧に教えてくださる上司・先輩方がいたからだと思っています。このような素晴らしい職場で働くことができて、私は恵まれていると思いました。

この1年間は、仕事を覚えることで精一杯だったのですが、4月からは、2年目となります。様々なことに挑戦しスキルアップできるよう頑張っていきたいと思います。まだまだ未熟で至らないところばかりですが、ご指導のほどよろしくお願い致します。

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小さな成長

こんにちは、総務人事課の今野です。

私がメディカルトピアに入職して、1年ちょっとが経ちました。業務の面では、その日の仕事をやりこなすのにいっぱいいっぱいになることもまだまだあるのですが、業務に直接関係ない部分で少しづつ成長しているように思います。

例えば総務人事課はいろんな部署の職員と話す機会がありますが、去年の今頃はまず相手にバレないように名札を見るという行程が必要でしたが、今では全職員の顔と名前を覚えることができました。

そんな小さなことでも、自分の成長を感じることは嬉しいものです。これからも、このような小さな成長を積み重ねていきたいと思います。

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2月14日

こんにちは。コンフォート病棟看護師の三浦です。
みなさん、2月14日はいかがお過ごしになられたでしょうか。聖バレンタインデーということで、世間では愛する人や日頃お世話になっている人にプレゼントをする日ですね。

2月14日について調べてみると、他には「ネクタイの日」や、”2=煮、1=棒(ぼう)、4=し”の語呂合わせで「煮干しの日」というのもあるそうです。

もっとユニークなのは、2を”フン”、14を”トシ”と読ませて、なんと「ふんどしの日」というのもあるそうです。2011年に日本記念日協会に認定されて翌2012年から始まった新しい記念日だそうです。

メディカルトピアも2012年にリニューアルオープンし、それからみんなの力でここまで発展してきました。少し過ぎましたが、ふんどしの日にあやかって、私たちももう一度ふんどしを締め直す心持ちで日々の業務をおこなっていきます。

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オーキッド・ダイバシティ

全豪オープンでも大健闘してくれた錦織選手。ヴァヴリンカに負けはしましたが、最後まで攻めの姿勢を崩さず、すばらしい戦いぶりだったと思います。その錦織選手が、もし200m自由形でも金メダル選手だったら?そしてさらに相撲でも初場所優勝を飾っていたとしたら? 

チャンギ空港からフェアモントホテルに向かうタクシーの中での陽気な運転手の話。彼の子供は11歳。学校では英語をしゃべっている。家では中国語。友達とはマレイ語。驚いた。英語・イタリア語・ドイツ語の3か国語を話せるってのと訳が違う。彼の子供の3か国語は、まったく似ても似つかない言語だ。彼の友達もみんなこのありえない組み合わせの3か国語で自由に会話するという。それがシンガポールだ。さまざまな人種と宗教、言語と文化が共存し、ダイバーシティーの極みを行っている。

日本と同じく少子化問題が深刻化しているシンガポール。しかし決定的に違うのは、言語のバリアが皆無ということだ。言語だけじゃない。文化的バリアもほとんど感じられない。このことは移民の受け入れを容易にする。人口分布不均衡問題を移民により解消できるチャンスがおおいにあるということだ。

ワークショップ1日目の夜、古くからの友人ピーター・ゴウと一緒に彼の病院に行った。ナースステーションで患者とナースの会話が聞こえてきた。患者はインドネシア人。食事の相談だ。メニューにはベジタリアンやアレルギー用のもの以外に、イスラム教用のものもある。これがダイバーシティーに順応している社会だ。文法も語順も気にしている暇はない。とにかく言いたいことを伝えなければ野垂れ死にする。そして異文化を受け入れなければ国の死活につながる。国民みんなが普通にテニスと水泳、相撲の選手なのだ。

日本でもナースや介護職のひとたちを海外から呼び寄せるプロジェクトが進行している。私には、日本のやり方は彼らに日本語を覚えさせているだけのように見える。果たしてそれで永続的なプロジェクトになりえるのだろうか。

ダビデ・ロマントはイタリア人。シンガポール国立大学病院外科教授。彼に招待されendoluminal surgeryワークショップで4つ講演をした。参加者はアジアのさまざまな国からきている。陽気なタクシーの運転手の話を思い出しながら、文法や語順のミスを気にせず力いっぱい英語をぶつけてみた。めちゃくちゃだったと思うが、すっきりした。日本もダイバーシティーを能動的に受け入れなくちゃと強く思った。

                               院長 金平記

  (マレーシア、インドネシア、スリランカからの外科医たちとランチ中)

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挑戦する気持ち

こんにちは、プレミアムフロア看護師の小早川です。
私は業務改善委員として、病棟での朝の申し送りの改善に取り組んできました。昨年12月にその成果を発表する機会がありました。結果は賞をもらえず残念でしたが、不思議と後悔の気持ちはありませんでした。”なんでかな”と考えた時に思ったことがあります。それは自分を追い込んでこの発表に挑戦したことです。

最初は、多くの人の前で発表することが高い壁のように感じました。その上、藤岡副院長からはスティーブジョブスのプレゼンを見せられて、「目の前の人に話しかけるように、原稿も暗記してプレゼンしたらかっこいいよね!」とプレッシャーをかけられ、どうしようと言う気持ちでいっぱいでした。

でもこのプレッシャーがかえって自身にとってのプラスになりました。なんども練習を繰り返し、どうしたら聴いている人に伝わるかを考えました。そして本番では全力を出しきることができました。

必ずしも自分を追い込むことがいいとは限らないと思いますが、高い壁を乗り越えた時の達成感はとてつもなく大きく、挑戦してよかったなと思いました。これからも何事も挑戦する気持ちを忘れずにいたいと思います。

         発表を終えてメディカルトピアのみんなでパチリ

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ライ・ライ・ライ! 

「日本の医療には大変興味があります。手術などの技術的なことも世界トップの水準ですが、きめ細かな安全管理・衛生管理や基礎医学研究の分野でも素晴らしい発展を遂げています。2月に初めて日本に行くのが今はとても楽しみです。中旬には@@大学病院で手術を見学させていただく予定になっています。」

この完璧な日本語をしゃべってくれたのは、まだ日本に一度も行ったことはないという北京大学医学部の学生だ。とにかく国外に出て世界を見たいという。日本だけじゃなく欧州やアメリカにも留学したいと意気込み、次から次へと私に質問をしてくる。日本の医学教育の話。私が留学したドイツの話。アメリカでの学会の話。

夜間は氷点下8度まで下がる1月の北京。招待してくれたのは中日友好病院の外科教授、ヤオ・リー先生だ。私と、国立がんセンター東病院の木下先生、日大駿河台の松田先生の3人が引き受けた仕事は腹腔鏡胃がん手術の教育だ。初日午前に講演会、午後はライブ手術。そして2日目は6時間に及ぶハンズオントレーニングコースだ。息をする暇もないくらいの過密スケジュールだったが、中国の外科医や医学生たちの気迫を肌で感じた時間でもあった。忘れかけていたハングリー精神がよみがえってきた気がする。23年前渡欧したときの気持ち。ヤオ先生から託された仕事をすべて完遂した充実感以上に、胸に熱いものをもらって帰国の途に就いた。

新聞やニュースなどで、日中間の対立感情の悪化などが報じられているが、そんなものはみじんも感じられない時間だった。ひょっとしたら日本人の若者より美しい日本語をしゃべるかもしれない大学生。目を爛々と輝かせ世界に飛び立とうとしている彼らは、その爆発的なエネルギーで次の世代の新しい中国を創りだしてくれるに違いない。

「ライ・ライ・ライ」は彼らに教えてもらった中国語。Come on! という掛け声だ。

                                院長 金平永二 記

    北京・中日友好病院でのライブ手術。サングラスじゃなくて3D映像用の眼鏡。

        写真:北京での講演。隣の通訳は北京留学中の棚橋先生。

          写真:元気いっぱい北京大学の学生さんたちと。

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新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様、恙なく新年をお迎えになられたことと思います。
メディカルトピア草加病院にとって昨年は「充実」の1年でした。医療に対する私たちの考えに同調してくれる仲間が続々と増え、職員数は移転時に比べ2倍になりました。春に新設したリハビリテーションセンターの仲間たちも活躍中です。病院に笑顔が増えるにつれ、ベッド稼働や外来患者数は最高値を更新し始めました。内視鏡検査数は年間4000件を、手術件数も年間1000件を超えました。この小さな病院に、地域を超え全国や海外からも患者さんが来るようになりました。

私はこれらの成果を仲間たちの笑顔の威力だと思っています。今年も引き続き笑顔を絶やさないことで、心を豊かにし、仕事効率を高め、お互いを思いやることにより成長を続けたいと思っています。

笑う門には福来り。みなさまにとっても笑顔で満ち溢れ、幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

                     平成27年元旦 院長 金平永二

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オーロラ

こんにちは。リハビリテーション技術科の長谷川と申します。

昨年12月、どうしてもオーロラが観たくなり、カナダのホワイトホースに行ってきました。天気に恵まれて、1週間の滞在中に3回も観ることが出来ました。

緑のカーテンをイメージしていたのですが、実際に肉眼で見ると白色でした。想像していた色とは異なりましたが、そのスケールの大きさに感動し、とても貴重な経験となりました。

頭でイメージしていることと、実際に行ってみることでは、異なることがありますね。これからもなにごとも先入観をもたず、仕事でもプライベートでもいろいろ挑戦していきたいと思います。

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